面白いのは、同じ趣旨で運営されるクラブでありながら、別の土地ではその土地柄が色濃く現れるような印象で、内陸部で保守的な印象のKitchener@オンタリオ州では、運営役員層は年配の女性が占めていて、アクティビティも生活に密着した堅実なものが多かった感じ。
Beaconsfield@ケベック州で会員になってみて、その違いに驚いた。
まず、年配の会員が極端に少ないこと。そして、ミーティングも若い活気に満ちて、アクティビティもダイナミック! ベリーダンスだとか、ポール・ダンシ� ��グ(←これは結局キャンセルになったけど)だとか。
何よりも顕著な特徴は、拠点がBeaconsfieldという土地柄(俗に言う「高級住宅地」)からなのか、会員に裕福な奥様方が多くて、一般ピーポー代表の私なんかは本当に圧倒されてしまうのよね。
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大抵の場合は配偶者、つまりご主人たちの仕事の関係に伴って欧州から転居して来たって場合が多くて、この土地には期間限定での滞在だったりするから、住居は会社負担でプール付きの一戸建てで家賃が月$4000(40万円くらい)っていうような居住環境だったり。
会社負担で無い場合でも、湖の見える土地に、これまたプール(勿論、"in-ground")付きの一戸建てで、キッチンには決まって今どきのステンレス扉の大型冷蔵庫とか食洗機があって、リビングの壁にフラットスクリーンのテレビ、愛車は欧州製(ベンツとか)か或はアメリカ製の恐ろしくデッカいやつ(キャデラックとか「24」でJack Bauerが乗ってたような)だったりのパターン。
子供たちは大抵プライベート(つまり私立)の学校に通い数カ国語を学び、時に、その子供たちのうちの一人は何処か発展途上国に出向いて養子として迎え入れた異人種(まるでマドンナかアンジーみたいに)だったりもして。
平民の私から見たら凄いことだらけの生活基準だったり。
おまけに、そんな素晴らしい住環境にあっても尚、セカンドハウス的に季節使いでの湖面のコテージ(別荘)とか、大型のクルーザーやヨットまで所有し、この周辺に点在するマリーナに預けてあったり(預ける諸費用だけでも凄い出費)するのよね。
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そうそう、彼女たちの家には当然、週に1回とか2回とかの割合いで"Cleaning Lady"(つまり「お掃除のオバさん」)も来たりするから、家事も軽減されるみたいだし。
とにかく、そういうマダム陣の大量参加で「高級マダム社交倶楽部」っぽい、何やら「ハイソ」(←死語?)な雰囲気を醸し出してるのが特徴の我が"Newcomers' Club"も、今年度の運営の年度末を迎え(北米での年度は、9月から6月なので)、木曜日に最後のミーティングがあった。
その年度の最終ミーティングの6月には、打ち上げの意味も込めて「食事会」の形式が毎年の恒例で、今回はカジュアルにレストラン『Le Bocage』にて。
(去年と一昨年、会員制ゴルフクラブのクラブハウスだったのは、その年の役員のライフスタイルも反映してる感じで面白い)
*私の隣に座ったMeetaとTammyの背中@左*
*背中を見せて座るHeidiのテーブルに食事を運ぶウェイター*
通りに面したテラス席に並べられたテーブルで、50人前後の出席者がそれぞれワインと食事を楽しみつつ、今年度の役員たちを慰労したり、来年度の役員に選出されたメンバーの紹介があったり。*チキンのグリル@マスタードソース*
トップ5は、マットレスです
キャンドルの灯りで薄暗い中、何を撮ってるのか良く見えない携帯での料理撮影は、とにかく黒い物体を写した、、、そんな感じで。メイン(チキン)の前にガーデンサラダ、後にはクレームブリュレのデザート。
途中、落ちて来た雨に慌ててレストラン内に移動。2階のゲストルームで珈琲を飲みながら話が尽きず、気がついて見れば7時半に始まった会も既に11時近くに。
"Newcomers"の為の"Club"なので、当然、人の流れも多く。
今年度、出逢った新しい顔触れの新メンバーがいれば当然、去って行く古いメンバーもいる訳で、顔見知りの何人かが来年度は戻って来ないと言うのを聞いて、ちょっと寂しい思いで人生の一期一会を感じたり。
2 年前、一緒に役員を務めたアメリカ人のSuzanneもそんなうちの一人で、来月、アメリカに帰って行くし。
表面上は楽しく円滑な社交倶楽部ではあるけれど、実際まぁ、楽しいクラブではあるんだけど、それでもやっぱり「オンナ」同士での集団のクラブであるからして、場面毎に於いてはそれなりに感情のもつれでの軋轢みたいなのがあったり、ちょっとした「派閥」的な傾向があったり、暗に冗談に絡めての攻撃的な台詞が吐かれたり、その人が居ない陰でのゴシップがあったり、意見の食い違いでの対立が表面化することもあったり、必ずしも相性とか気が合う人たちばかりの仲良しグループって訳では無いから、時々「あぁもう、オンナって!」って自分たちでも呆れるくらいに、まるで高校生みたいに感情を持て余す場面もあったりして、だからこそ、そういう諸々を一緒に体験しながら� ��有するところに意義があったりするのかなぁ〜なんて。
「社交倶楽部」なので、私にとっては「大人のオンナ同士での社交を学ぶ@北米」そんな感じの位置づけで。
随分と勉強させて貰った気がする。
日本の社会とはまるで違うけれど、でもまるっきり別でも無い。
来年度は私にとって"Newcomers' Club"最後の一年にする予定。
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